結論

離職、不調、停滞は「悪いこと」ではありません。
組織が“治ろうとしているサイン”です。

多くの企業は、
これらの現象を「問題」と捉え、
慌てて制度を追加したり、対策に走りがちです。

しかし、ホリスティック健康経営では
これらを 組織の正常な反応 として扱います。


なぜネガティブな現象が「治癒のサイン」なのか

人間の身体は、
問題が起きたとき 必ずサインを出します。

  • 発熱 → 自己治癒のための反応
  • 痛み → 無理している部位の知らせ
  • だるさ → ペースを落とす必要のシグナル

組織もまったく同じです。

組織のサインとは……

  • 離職が増える
  • 不調者が目立つ
  • 数字が伸び悩む
  • コミュニケーションが停滞する

これらは、
「もう限界だよ」「気づいてほしい」
という組織からのメッセージなのです。


離職は「組織を守るための反応」のこともある

離職はマイナスとして語られがちです。

しかし、離職には種類があります。

① 組織が健全になるための離職

  • 役割のミスマッチ
  • 価値観のズレ
  • 過度な期待・負荷
    → 組織が変わるタイミングで自然に発生する

② 課題が顕在化した離職

  • 人間関係の強い摩擦
  • 心理的安全性の低下
  • 評価制度の歪み

いずれも、
「何を整えればいいのか」を示す指標です。

離職数が増えているのは、
組織が“本来の形に戻ろう”としているサインなのです。


不調は「組織の詰まり」が表面化した状態

個人の不調は、
個人だけの問題ではありません。

  • プレッシャーの方向が悪い
  • 情報が降りてこない
  • 感謝が届かない
  • コミュニケーションの滞り

こうした “見えない詰まり” が積み重なったとき、
個人の心身に不調として現れます。

これは
「組織のどこが詰まっているのか」を示す地図
でもあります。

だからこそ、
不調者が出ることを「悪い」とするのではなく、
何を整えると流れが良くなるのか を見極めることが重要です。


停滞は、組織が“変わる前に必ず起きる”現象

何をしてもうまくいかない。
今までできていたことが進まない。
改善案も出てこない。

こうした「停滞」もまた、
変化の直前に必ず現れる現象です。

人も企業も、
変わる前には必ず「揺らぎ」が起きます。

停滞は悪いのではなく、
「次に進むための準備段階」なのです。


重要なのは「なぜ起きたか」ではなく「どう扱うか」

離職・不調・停滞は、
原因究明よりも “扱い方” が大切です。

避けたい3つの反応

  1. 急に制度を追加する
  2. 問題を個人に押しつける
  3. ネガティブに評価する

必要なのは “気づく・聞く・整える”

  • 何がメッセージとして現れているのか
  • どこに詰まりが起きているのか
  • 流れを阻んでいるのは何か
  • どの関係性を整えると良い循環が生まれるか

ホリスティック健康経営は
“つながり”に注目します。


組織が治ろうとする力は、必ず存在する

人間に自己治癒力があるように、
組織にも 自己調整機能(Self-healing) があります。

  • 会話が増える
  • 小さな改善が起きる
  • 感謝が言葉として出る
  • 相談が早く出てくる

こうした現象は、
システム全体が整い始めた証拠です。

組織が“治ろうとしている力”を信じることは、
経営者にとって大きな味方になります。

あなたの会社は、どれだけ“治る力”を持っていますか?

健康は、個人だけでなく“組織そのもの”の資源です。
まずは、今の状態を「良い・悪い」ではなく、客観的に1分で可視化してみませんか?


1分でできる《ホリスティック健康経営チェック》

(強み・課題・優先ポイントを自動診断)

無料セミナー(月4〜6回開催)

健康経営を「制度」から「動く組織」へ変える60分


次回予告|第6話

健康経営で本当に変わるのは、“数字”ではなく“関係性”である
― 組織が強くなる本質的な要因とは?